ゴルフクラブカスタムショップ GOLF GLOBAL|愛知県一宮市

カスタマイズの手順 カスタマイズの手順

01.お預かりし、アイアンの現状スペックを計測

ロフト・ライ角がカタログ値の通りになっている量産品は皆無といえます。
※お客様がクラブの状態を知ることで、お客様の悩みの原因を見つけ出し改善のお手伝いをいたします。
測定にはかなりの時間を要します。

02.シャフトを抜く

シャフト・ヘッドに極力ストレスの無いように、最小限の熱で抜いてまいります。
引き抜いた際、シャフト先端に不純物が入っていることがあります。
バランス調整の為の真鍮や鉛などは取り除いてまいります。
※特別に造られたシャフト抜き専用器を使用しており、ロフト・ライ等を調整するために斜めから挿されたシャフトもスピーディーに抜く事が可能です。

03.グリップを抜く/切り取る

再利用をご希望の場合は、グリップを抜きます。

ただし、グリップの劣化具合、両面テープの質等によっては抜けない場合がありますのでご了承ください。

04.ヘッドとシャフトの重量測定

ヘッド重量・ネック長を計測し、仕上がりの目安を立ててまいります。
※0.1g単位で測定します

05.装着するシャフトの測定

まずは、直線性の検査をおこないます。
シャフトは真っ直ぐである物だと思ってらっしゃる方が大半ですが、実際はかなりの高確率で曲がっています。
湾曲しているシャフトは取り替えいたします。(別途料金が必要です)


次にシャフトスパインについて、シャフトは360度均一な硬さではありません。柔らかい部分と硬い部分が存在します。
この柔らかい部分と硬い部分の測定を行い、それぞれの位置関係を把握したうえでシャフトを装着することによって、全番手シャフトのしなり・もどりを統一してまいります。
一般的にデカール(シャフトにプリントされた模様)の位置は統一されているのですが、この重要な柔らかい部分・硬い部分の存在は無視されてプリントされてしまっています。
調整後にデカールの位置が統一しなくなるのはご了承ください。全番手の性能をそろえる為には必要な工程となってまいります。
当ショップのこだわり・特徴である「シャフトの曲がり検査」「センターフレックス(スパイン検出)」「三点剛性値」等、シャフトの特性を数字として残しております。
※当ショップの検査基準を上回る湾曲があった場合は、シャフトを取り換えいたします。

06.ステップ位置の確認

ステップ位置をきちんと揃える事で、硬さをしっかりとフローさせてまいります。
市販メーカー品のアイアンですと、ヘッドの挿入口の深さが番手ごとにバラバラのものがあります。
ヘッドとシャフトを仮組みしたうえで、ステップが揃うようにソケットをつけてまいります。

07.ヘッドとシャフトの接着

仮組みによって測定した数値を基に、お客様に合うクラブへと仕上げてまいります。
装着前にヘッドの挿入口のクリアランス(あそび)を調べ、組む方向を調整いたします。
狂ってしまわないよう、セル管などをかまして接着します。
何度も繰り返し調整しながら接着をしますので、24時間硬化のノリを使用します。

08.フェルールを削る

はみ出した余分なフェルールを研磨機にて平らに削ります。

09.ロフト・ライ角を測定&調整

仮組み測定した数値を基にお客様に合うクラブへと仕上げてまいります。
ウッドは接着段階でロフト・ライ角・フェースアングル等の調整をシャフト差込方向で調整し、アイアンはネックを曲げ調整いたします。
この場合、繰り返し測定・調整を繰り返しますのである程度のお時間を頂戴いたします。

10.グリップを装着

グローブのサイズ、指の長さ、パーム、フィンガーで握る、等から最適なサイズを事前に決めててまいります。決定したサイズになるようにグリップを装着してまいります。
グリップはクラブとプレイヤーの唯一の接点であり、とても重要な部分です。

11.調整後のクラブを測定する

調整後のチャート表を作成し、お客様に提出いたします。
①ロフト角 ②ライ角度 ③長さ ④重量 ⑤フェースプログレッション ⑥バランス ⑦重心アングル ⑧ソールインバーション ⑨振動数 ⑩センターフレックス 等

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